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【2026年酒税法改正】発泡酒とビールの違いとは?「発泡酒」も自由に楽しむクラフトビールの奥深い世界
2026/09/03(Thu)

2026年10月、日本の酒税制度は大きな節目の時を迎えます。長年続いていた「ビール」「発泡酒」「新ジャンル(第3のビール)」の税率差が段階的に縮小され、ついに完全統一されます。
「ビールが値下げされて買いやすくなる」「発泡酒や新ジャンルは値上がりする」といった価格面ばかりが注目されがちですが、クラフトビールの世界においては、この法改正はもっと大きな意味を持っています。
それは、「価格の安さでビールを選ぶ時代から、味や個性、造り手のストーリーで選ぶ時代へ」という価値観の大きなシフトです。
本記事では、発泡酒とビールの本当の違い、酒税法改正の背景、そしてあえて「発泡酒」として情熱を注ぎ込むクラフトビールの奥深い世界を解説します。
第1章:発泡酒とビールの違いとは?(定義と副原料のルール)

日常的に目にする「ビール」と「発泡酒」ですが、その明確な違いをご存じでしょうか。日本の酒税法において、両者は主に「麦芽比率」と「使用できる副原料の種類と量」の2つの基準によって厳格に区分されています。
比較項目 | ビール | 発泡酒 |
麦芽比率 | 50%以上 | 制限なし(50%未満、または50%以上でも条件外) |
副原料の制限 | 規定の副原料(果実、香辛料、ハーブ、茶等)を麦芽重量の5%以内に限定 | 規定外の副原料(果実、香辛料、ハーブ、茶等)を使用、または上限超え |
味わいの傾向 | 王道で伝統的なスタイル(ピルスナー、IPAなど) | 自由度の高い多様で独創的な味わい(フルーツビールなど) |
2018年の酒税法改正により、ビールに使用できる副原料(果実や香辛料など)の範囲が一部拡大されました。しかし依然として、果汁をふんだんに使ったり、地域特産のハーブや酒粕などを練り込んだりする場合、麦芽比率が50%以上あっても法律上の表記は「発泡酒」となります。
大手メーカーの一般的なイメージから「発泡酒=安価なビールの代用品」と捉えられがちですが、クラフトビールにおいては「法律の規定にとらわれず、表現したい美味しさを追求した結果の分類」なのです。
第2章:なぜ変わる?酒税法改正の段階的な流れ

今回の酒税統一は一朝一夕に行われたものではなく、2018年から段階的に進められてきた長期的改革です。税制の歪みを正し、類似商品間の税負担の公平性を確保することが主な目的とされています。
過去から2026年までの段階的な改正の流れは以下の通りです。
- 2018年4月:ビールの定義拡大(果実や香辛料などの副原料が一部解禁)。
- 2020年10月(第1段階):ビールの減税(77円 → 70円 / 350ml)、新ジャンルの増税。
- 2023年10月(第2段階):ビールのさらなる減税(70円 → 63.35円 / 350ml)、新ジャンルの税率が発泡酒へ統合。
- 2026年10月(最終段階):ビール・発泡酒・旧新ジャンルの税率が【350mlあたり54.25円】に完全統一。
この改革により、かつて税率の差を利用して生まれた「第3のビール」などの複雑な分類は意味をなさなくなり、すべてのビール系飲料が同じ土俵で評価される時代がやってきます。
第3章:2026年10月改正で何が変わる?(一本化と価格への影響)

2026年10月の税率一本化により、消費者の店頭での買い方・選び方はどのように変化するのでしょうか。
最も大きな変化は、「店頭での価格差の縮小」です。これまで「普段飲みは安い新ジャンルや発泡酒、週末だけ本物のビール」という使い分けをしていたユーザーにとって、価格差が小さくなることで「価格でガマンして選ぶ」理由が薄れます。
その結果、市場の選択基準は「価格の安さ」から「味の好み・醸造のこだわり・ブランドのストーリー」へと大きく変化します。これは、まさに職人が一杯一杯にこだわりと個性を詰め込んで造る「クラフトビール」にとって、本当の魅力を発揮できる絶好の機会となるのです。
第4章:あえて「発泡酒」を選ぶ贅沢。ノースアイランドビールの奥深い世界

北海道江別市に醸造所を構えるNORTH ISLAND BEER(ノースアイランドビール)では、「自分たちが飲みたいビール、自信を持ってお客様に届けられるビール」を信念に醸造を行っています。
私たちが手がけるラインナップの中には、缶や瓶の裏面に「発泡酒」と記載されている限定ビールが数多く存在します。それは決してコストカットのためではなく、「地域の恵みや最高の素材を惜しみなく注ぎ込んだ、極上のプレミアムビール」であることの証なのです。
1. 江別×土佐 友好都市ビール『文旦WHITE』&『文旦LAGER』
(スタイル:Fruit White Ale / Fruit Lager | 分類:発泡酒)
※土佐文旦の収穫時期に合わせ、毎年2~3月頃に発売する期間限定商品です。当記事公開時点(2026年9月現在)では販売しておりません。

ノースアイランドビールの工場がある江別市と高知県土佐市は、昭和53年からの友好都市。その強い絆から生まれたスペシャルな一杯です。
高知の太陽をたっぷり浴びた特産「土佐文旦」を、ブルワーが一つひとつ手作業で丁寧に皮と果肉に分離。ジューシーな果汁と、香り成分が凝縮された皮を贅沢に漬け込んでいます。
- 文旦WHITE:ベースに江別産小麦「ハルユタカ」を使用。文旦の上品でやさしいシトラスアロマと、小麦由来のふんわりとなめらかな口当たりが絶妙に調和。苦味が少なく、ビールが得意でない方にも大好評の一杯です。
- 文旦LAGER:ベースに江別製粉の国産コーングリッツを使用。すっきりとした軽快なボディに、文旦の爽快な香りと心地よい渋み・苦みがすっと抜けるクリアなラガー。
2. 発酵文化を紡ぐ酒粕Hazy IPA『瑞花 -みずか-』
(スタイル:酒粕 Hazy I.P.A. | 分類:発泡酒)
※2026年7月発売(無くなり次第販売終了)

地元江別産の酒米「彗星」のみで醸された小林酒造(北海道栗山町)の純米酒『瑞穂のしずく』。そのフレッシュな酒粕をなんと約40kgも使用した贅沢な醸造です。
酒粕由来のやわらかな旨みとなめらかなシルキーボディに、Hazy IPAらしいMosaicやSimcoeなどのトロピカルで華やかなホップアロマが融合。日本酒の繊細さとクラフトビールの躍動感がひとつになった、北海道の発酵文化が織りなす唯一無二の贅沢な発泡酒です。
素材の良さを極限まで引き出すために贅沢な副原料を使用しているからこそ「発泡酒」に分類される。その文字の裏にある、造り手の熱い情熱と素材のドラマを感じていただければ幸いです。
第5章:あなた好みの味はどれ?スタイル別・ビール選び方ガイド
2026年の酒税改定以降は、価格に縛られず「自分の好み」でビールを選ぶ機会が増えます。「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という方のために、気分や好みに合わせた選び方ガイドをご用意しました。

第6章:本当に飲みたい一杯を探しに——直営タップルームへ行こう
税率統一でビールの楽しみ方が広がる今、缶や瓶だけでなく「醸造家が意図した最高の状態の樽生ビール」を味わってみませんか?
札幌市中心部・大通にあるNORTH ISLAND BEERの直営店「Beer Bar NORTH ISLAND(ビアバー ノースアイランド)」では、工場直送の新鮮なクラフトビールを常時最大12種類お楽しみいただけます。
🍺 直営店「Beer Bar NORTH ISLAND」店舗情報
- 住所:北海道札幌市中央区南2条西4丁目10-1 ラージカントリービル 10階
- アクセス:地下鉄東西線「大通駅」徒歩3分 / 市電「狸小路駅」徒歩3分
- 営業時間:【平日】17:30~23:30 【土】15:00~23:30 【日・祝】15:00~22:00(木曜定休)
- 電話番号:011-251-8820
- Google Maps:Beer Bar NORTH ISLANDの場所をGoogleマップで見る
ビル10階からの素晴らしい夜景とともに、江別産レンガがあしらわれた落ち着いた店内で至福のひとときをお過ごしいただけます。名物の「鹿の角をあしらった特製ビールタップ」から注がれる樽生ビールと、シェフ特製「厚切りジンギスカン〜山わさび醤油〜」などの北海道グルメとのマリアージュは絶品です。
ビール好きの方も、これからクラフトビールを体験したい方も、ぜひ価格の先にある「本当の美味しさ」と「一期一会のビール体験」を探しにお越しください。
ご自宅でも——公式オンラインショップのご案内
「お店に行くのは少し遠い」「自宅でじっくり飲み比べてみたい」という方には、NORTH ISLAND BEER公式オンラインショップがおすすめです。
- スタイルを越えた飲み比べ:王道のビールから、期間限定販売の個性豊かな発泡酒まで、工場直送のフレッシュな味わいをご自宅でお楽しみいただけます。
- ギフトやご褒美にも:数量限定の季節ビールは、自分へのご褒美や大切な方への贈り物にも最適です。




