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ラガーとエールの違いとは?初心者にもわかるクラフトビールの基本【クラフトビール入門】
2026/08/25(Tue)

「ラガーとエールって、何が違うの?」
ビールを飲んでいると、一度はそんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
日本で広く親しまれているビールの多くは「ラガー」に分類されます。
一方、クラフトビールを飲んでいると「IPA」「ペールエール」「ヴァイツェン」など、「エール」に分類されるビールにもたくさん出会います。
では、ラガーとエールでは何が違うのでしょうか?
実は、その大きな違いはビールを発酵させる酵母と発酵温度にあります。
この記事では、ビール初心者の方にもわかりやすく、ラガーとエールの違いや代表的なビアスタイルについてご紹介します。
さらに後半では、ラガーとエールの違いを知るとより面白く感じられる「カリフォルニアコモン」や「クリームエール」についてもご紹介します。
そもそも「ラガー」と「エール」って何?
ビールは、使用する原料や製法、発酵方法などによってさまざまなビアスタイルに分類されます。
その中でも、大きく分けると「ラガー」と「エール」という2つの発酵タイプがあります。
簡単に言うと、
ラガー=比較的低い温度で発酵させるビール
エール=比較的高い温度で発酵させるビール
という違いがあります。
もちろん、実際のビール造りはもっと奥深く、酵母の種類や発酵条件などによって味わいは大きく変わります。
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ラガーとは?すっきりした飲み口が魅力のビール
ラガーは、一般的にラガー酵母を使い、比較的低い温度帯で発酵させるビールです。
発酵後に低温で熟成させることで、すっきりとした味わいやキレのある飲み口に仕上がるものが多くあります。
日本で日常的に飲まれているビールの多くもラガータイプ。
「ビールといえばこの味」というイメージを持っている方も多いかもしれません。

代表的なラガー「ピルスナー」
ラガーの代表的なビアスタイルがPilsner(ピルスナー)です。
淡い色合いと爽快なのど越し、心地よい苦味が特徴で、世界中で広く親しまれています。
日本の大手ビールメーカーの商品にもピルスナータイプが多く、「ビール=ピルスナー」というイメージを持っている方も少なくありません。
しかし、クラフトビールのピルスナーを飲んでみると、また違った魅力に気づくはず。
使用する麦芽やホップ、仕込み方、発酵・熟成の方法によって、香りや苦味、麦芽の味わいなどにブルワリーごとの個性が表れます。
「ピルスナーってどれも同じじゃないんだ!」
そんな発見も、クラフトビールの面白さのひとつです。
ちなみに弊社NORTH ISLAND BEERの定番ビール「Pilsner(ピルスナー)」も、ラガースタイルとなります。
さらに、ジャパン・グレートビア・アワーズ2026では銀賞を受賞。
クラフトビールのピルスナーを試してみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
エールとは?香り豊かな味わいが魅力のビール
一方のエールは、一般的にエール酵母を使い、ラガーよりも比較的高い温度帯で発酵させるビールです。
エール酵母による発酵では、酵母が生み出す香り成分が豊かに感じられることがあり、フルーティーな香りや華やかなホップの香りなど、香りを楽しめるビールが多いのが特徴です。
「ビールはゴクゴク飲むもの」というイメージだけでなく、
香りを楽しみながら、ゆっくり味わう。
そんなビールの楽しみ方を教えてくれるのも、エールの魅力です。

エールにはどんなビールがある?
エールに分類されるビアスタイルには、さまざまな種類があります。
代表的なものでは、
- IPA(インディアペールエール)
- ペールエール
- スタウト
- ヴァイツェン
などラガーと比べて多数あります。
同じ「エール」でも、香りや苦味、色、ボディなどは大きく異なります。
特にクラフトビールで人気のIPAは、ホップ由来の柑橘やトロピカルフルーツ、松などを思わせる華やかな香りと、しっかりとした苦味を楽しめるスタイルです。
「エールってこんなに香りがあるんだ!」
と、クラフトビールを初めて飲む方が驚くこともあります。
ちなみに弊社NORTH ISLAND BEERの「IPA(インディアペールエール)」は、ガツンとホップの香りと苦味を楽しみたい方におすすめ。
そして、ジャパン・グレートビア・アワーズ2026では金賞を受賞しました。
ラガーの「Pilsner(ピルスナー)」と飲み比べてみると、ラガーとエールの違いをより実感しやすいかもしれません。
ヴァイツェンもエールの仲間
エールの代表的なスタイルのひとつに、Weizen(ヴァイツェン)があります。
ヴァイツェンは小麦麦芽を使用したドイツ発祥のビアスタイル。
バナナやクローブを思わせる独特の香りと、やわらかな口当たりが特徴です。
同じエールでも、IPAとはまったく違った香りや味わいを楽しめます。
弊社NORTH ISLAND BEERの「Weizen(ヴァイツェン)」も、ジャパン・グレートビア・アワーズ2026で銀賞を受賞しています。
「エール=IPA」ではありません。
こうして違うスタイルを飲み比べてみると、同じエールでもこんなに違うの?という驚きがあるはずです。

ラガーとエールの違いを簡単に比較
ここまでの内容を簡単にまとめてみましょう。
ラガー | エール | |
|---|---|---|
主な酵母 | ラガー酵母 | エール酵母 |
発酵温度 | 比較的低い | 比較的高い |
味わい | すっきり・キレ | 香り豊か・味わい深い |
香り | クリーンで穏やかなものが多い | フルーティー・華やかなものが多い |
代表的なスタイル | ピルスナー | IPA、ペールエール、ヴァイツェンなど |
ただし、ここで一つ覚えておきたいのが、
「ラガー=すっきり」「エール=濃い」ではない
ということ。
ビールの味わいは、酵母だけで決まるものではありません。
麦芽、ホップ、水、発酵方法、熟成方法など、さまざまな要素が組み合わさって一つのビールが生まれます。
だからこそ、同じラガーでも味わいが違い、同じエールでもまったく違うビールができるのです。
実は「ラガー」と「エール」だけじゃない?カリフォルニアコモンというビアスタイル
ここまで読んで、
「じゃあビールはラガーかエールの2種類だけ?」
と思った方もいるかもしれません。
実はクラフトビールの世界には、ラガーとエールの特徴を知ると、より面白く感じられるビアスタイルがあります。
そのひとつが、California Common(カリフォルニアコモン)です。
カリフォルニアコモンは、ラガー酵母を使いながら、比較的高い温度帯で発酵させるのが大きな特徴。
つまり、
ラガー酵母 × エールに近い発酵温度
という、ちょっと変わった組み合わせのビールです。

カリフォルニアコモンは、歴史的にはSteam Beer(スチームビール)と呼ばれてきたスタイルとしても知られています。
19世紀のアメリカ・カリフォルニアで発展したとされ、冷蔵設備が十分ではなかった時代に、ラガー酵母を比較的高い温度で発酵させることで生まれた独特のビール文化ともいわれています。
なお、「Steam Beer」という名称については、アメリカの老舗ブルワリー、Anchor Brewingが長く使用してきたことでも知られています。
ラガーのすっきりした飲み口と、エールに近い温度帯での発酵による個性的な味わい。
「ラガーとエールの違い」を知ったからこそ面白く感じられる、クラフトビールならではのスタイルです。
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★★アンカースチームとサッポロビールの意外な関係★★
アンカースチームを生み出したサンフランシスコの老舗「アンカー・ブリューイング」は、2017年にサッポロビールが買収しました。
しかし、2023年にサッポロビールは事業を清算。2024年には新オーナーのもとで再出発を目指すことになりました。
2026年現在、醸造所では復活に向けた動きが見られていますが、アンカースチームの正式な醸造再開にはまだ至っていません。
復活したアンカースチームを早く飲んでみたいですね!
NORTH ISLAND BEERの「夏暁」でカリフォルニアコモンを楽しむ
そんなカリフォルニアコモンを、NORTH ISLAND BEERでも醸造しています。
夏暁 -なつあかつき-
2026年7月発売の限定ビールです。
夏の夜明けをイメージした、淡いオレンジ色のカリフォルニアコモン。
夜明け前の澄んだ空気から、朝日に照らされて少しずつ色づいていく空へ。
そんな夏の一瞬の美しさをイメージして仕上げました。
暑い季節にも軽やかに楽しめる、爽快感と華やかさを兼ね備えたモダンなカリフォルニアコモンです。
「ラガーとエールの違いを知ったら、次はカリフォルニアコモンを飲んでみる。」
そんな楽しみ方も、クラフトビールならではです。

▶「夏暁 -なつあかつき-」の商品を見る ※限定商品のため数量限定商品となります。
もうひとつの面白いスタイル「クリームエール」
クラフトビールには、名前を聞いただけでは味が想像しにくいビアスタイルもあります。
そのひとつがCream Ale(クリームエール)です。
「クリーム」と聞くと、クリームが入っているビールを想像するかもしれません。
しかし、クリームエールはそういう意味ではありません。
クリームエールは、比較的すっきりした飲み口を持ちながら、エールらしい穏やかな風味を楽しめるスタイルです。
ラガーのような爽快感と、エールらしい風味。
そんな個性を楽しめるのも、クラフトビールの面白さです。
ラガー派?それともエール派?
ここまで読んで、あなたはどちらを飲んでみたくなりましたか?
すっきりした飲み口とキレを楽しみたいなら、ラガー。
華やかな香りや味わいをじっくり楽しみたいなら、エール。
でも、クラフトビールの世界はそれだけではありません。
ピルスナー、IPA、ペールエール、スタウト、ヴァイツェン、サワーエール、ゴーゼ、カリフォルニアコモン、クリームエール……。
同じ「ビール」でも、スタイルが変われば香りも味わいも大きく変わります。
だからこそ、クラフトビールは面白い。
「ラガー派」「エール派」と決めつけず、その日の気分や料理、季節に合わせていろいろなビールを飲み比べてみてください。
きっと、今まで知らなかったお気に入りの一杯に出会えるはずです。
最後に
NORTH ISLAND BEERで、いろいろなビアスタイルを楽しもう
北海道・江別市のブルワリー、NORTH ISLAND BEERでは、定番ビールから季節限定ビールまで、さまざまなビアスタイルを醸造しています。
「ラガーとエールの違いを知ったけど、実際に飲み比べてみたい」
そんな方は、ぜひNORTH ISLAND BEERのビールを飲み比べてみてください。
ラガーからエール、そして両者の良いところを取り入れたハイブリッドビールまで。
知れば知るほど奥深いクラフトビールの世界を、ぜひ楽しんでみてください。




