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【初心者向け】クラフトビールはどうやってできる?ブルワリーの現場から教える「ビールのつくり方」
2026/05/31(Sun)

いつもノースアイランドビールをご愛飲いただき、ありがとうございます。
最近、飲食店や酒屋さんの棚で「クラフトビール」を見かける機会がぐっと増えましたよね。
色とりどりのラベルや、個性豊かな味わいに魅了され、「自分のお気に入りの一杯」を探している方も多いのではないでしょうか。
でも、「そもそもビールって、どうやって作られているの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、私たちノースアイランドビール のブルワー(醸造家)が、初心者の方にも分かりやすく「ビールのつくり方」を解説します。
普段飲んでいるビールが、どのような素材から、どんな工程を経てあなたのグラスに注がれるのか。
その背景を知ることで、次の一杯がもっと美味しく、もっと楽しくなるはずです!
1. ビールを生み出す「4つの魔法の素材」

ビールのつくり方を解説する前に、まずは主役となる原料をご紹介しましょう。
ビールの基本は、驚くほどシンプルです。基本となる原料はたったの4つしかありません。
① 麦芽(モルト):ビールの「骨格」と「甘み」
ビールの主原料は、大麦を発芽させて乾燥・焙煎した「麦芽」です。
麦芽はビールにアルコールを生み出すための「糖分」を提供するだけでなく、ビールの「色」や「コク」を決定づける重要な役割を担います。
香ばしくローストした黒い麦芽を使えば黒ビールに、軽く乾燥させた麦芽を使えば黄金色のビールになります。
ブルワリーの中は、いつもこの麦芽の甘く香ばしい香りに包まれています。
② ホップ:ビールの「魂」と「スパイス」
クラフトビールといえば、華やかな香りと心地よい苦味ですよね。それを作り出しているのがホップです。
アサ科の植物の花(毬花)で、種類によって「グレープフルーツのような柑橘系の香り」「松の葉や樹皮のようなウッディな香り」「トロピカルフルーツのような甘い香り」など、多種多様なキャラクターを持っています。
ホップはビールの保存性を高める役割も果たしています。
③ 水:ビールの「キャンバス」
実は、ビールの約90%以上は「水」です。
そのため、水質(硬水か軟水か、ミネラルバランスなど)がビールの味わいにダイレクトに影響します。
ここ北海道は広域にわたって非常に水質が良く、美味しいビールを造るにはまさにうってつけの環境です。
私たち ノースアイランドビールも、この北海道・江別の恵まれた清らかな水をキャンバスにして、日々個性豊かなビールを描き出しています。
④ 酵母(イースト):ビールに命を吹き込む「働き者」
麦芽の甘いジュース(麦汁)を「ビール」というお酒に変えてくれるのが酵母です。
酵母が糖分を食べて、アルコールと炭酸ガス、そしてフルーティーな香り成分を生み出します。
エール酵母(上面発酵)やラガー酵母(下面発酵)など、どの酵母を選ぶかでビールのスタイルが大きく変わります。
2. 潜入!ブルワリーの現場:ビールのつくり方 6つのステップ
それでは、これら4つの原料がどのようにしてビールになっていくのか。
私たちブルワーが日々向き合っている醸造工程を順番に見ていきましょう。
Step 1: 粉砕(ミリング)〜麦芽の準備〜

まずは、計量した麦芽を専用の機械で粉砕します。
ただ細かく砕けばいいというわけではなく、この後の工程でエキスを抽出しやすくするため、麦芽の殻を適度に残しながら中身を砕くという絶妙な調整が求められます。
この作業を始めると、工場内にシリアルやビスケットのような香ばしい匂いが立ち込めます。
Step 2: 糖化(マッシング)〜甘い麦のジュースを作る〜

粉砕した麦芽を、温水と混ぜ合わせます。
このお湯に浸す工程を「マッシング」と呼びます。
温度を60度〜70度付近でコントロールすることで、麦芽に含まれる酵素が働き、デンプンを糖分へと分解していきます。
大きなお鍋で「甘い麦のおかゆ」をゆっくりと混ぜているような状態です。
この甘い液体を丁寧に濾過(ろか)して集めたものが「麦汁(ばくじゅう)」です。
Step 3: 煮沸(ボイリング)とホップの投入〜苦味と香りの魔法〜

集めた麦汁を大きな釜(ボイルケトル)に移し、100度でグツグツと煮沸します。
ここで登場するのが「ホップ」です。 煮沸の初期にホップを入れると「しっかりとした苦味」が抽出され、煮沸の終盤や火を止めた後に入れると「華やかな香り」が麦汁に溶け込みます。
ブルワーは、目指すビールのスタイルに合わせて、数種類のホップを分単位のタイミングで投入していきます。
この時の工場内には、ホップの心地よい香りがふんわりと漂います。
Step 4: 冷却と発酵(ファーメンテーション)〜酵母の出番〜

煮沸が終わった麦汁から、ホップのカスなどを遠心力で分離して、急激に冷やします。
熱々のままでは、次に活躍する酵母が死んでしまうからです。
適温(エールビールの場合は20度前後)に冷やした麦汁を発酵タンクに移し、いよいよ酵母を投入します!
酵母は数日から数週間かけて麦汁の中の糖分を食べ、アルコールと炭酸ガスを作り出します。
このとき、タンクの中は発生した炭酸ガスでいっぱいになります。
そこで、ガスを安全に逃がすためのホースを取り付けるのですが、そのホースの先は水の入ったバケツに浸されています。
これは、中のガスは外へ逃がしつつ、外の空気や雑菌がタンク内に絶対に入り込まないようにするための大切な仕組みです。
バケツの水から「ポコポコ、ボコボコ」と途切れなく泡が湧き出る様子は、まさにタンクの中で酵母が元気に働いている証拠なんですよ。
Step 5: 熟成(コンディショニング)〜味を調える〜

発酵が終わったばかりのビールは「若ビール」と呼ばれ、まだ少し荒々しい味がします。
そのため、温度を下げて数週間〜数ヶ月間タンクの中で静かに寝かせます。
この熟成期間を経ることで、酵母や不要なタンパク質がタンクの底に沈み、味がまろやかにまとまり、クリアで美しいビールへと仕上がります。
Step 6: パッケージング(樽詰め・瓶・缶詰め)〜あなたのもとへ〜

厳しい品質チェックとテイスティングをクリアしたビールだけが、樽(ケグ)や瓶、缶に詰められます。
ビールは光や酸素に非常に弱いため、空気に触れないよう細心の注意を払いながらパッケージングを行います。
こうして、長い時間と手間をかけて作られたクラフトビールが、皆様のグラスへと注がれるのです。
3. クラフトビールづくりに欠かせない職人のこだわり
ここまでビールのつくり方をご紹介しましたが、実は醸造家の仕事の大部分は「清掃と洗浄」です。
ビールは非常にデリケートな飲み物。
もしタンクやホースに少しでも雑菌が残っていれば、ビールの味が台無しになってしまいます。
だからこそ、私たちノースアイランドビールのブルワーは、設備の洗浄・殺菌に圧倒的な時間と労力を費やしています。
長靴を履き、汗だくになりながら各設備を洗浄する一見地味な作業こそが、クリアで美味しいクラフトビールを生み出す最大の秘訣なのです。
また、小規模なクラフトブルワリーだからこそできる「自由な発想」も魅力の一つです。
地元の江別で採れた果物や蜂蜜を使ったり、伝統的な製法を現代風にアレンジしたり。
毎回が新しい挑戦であり、それがクラフトビールづくりの最高の醍醐味です。
4. 江別で生まれたてのクラフトビールを味わってみませんか?
ビールのつくり方を知ると、なんだか無性にビールが飲みたくなってきませんか?
私たちノースアイランドビール は、札幌の隣町であるここ江別市で、日々情熱を込めてビールを醸造しています。
スーパーや酒屋さんでお手に取っていただくのも嬉しいですが、「一番新鮮なビール」を味わってみたい方は、ぜひ私たちの工場直売所や、札幌の直営タップルームへお越しください!
■ 土日祝限定!江別工場の「直売所」で出来立てを
江別の工場では、土・日・祝日限定で直売所をオープンしています。
ここでは新鮮なビールの「量り売り」を行っており、工場でパッケージングされたばかりのビールをご購入後、その場ですぐに味わっていただくことも可能です。
醸造所の空気を感じながら飲む一杯は格別ですよ。
■ 札幌市中心部の「直営タップルーム」で乾杯!
「仕事帰りや買い物ついでにゆっくり飲みたい」という方は、工場から約20km離れた札幌市の中心部にある直営タップルームへどうぞ!
こちらでは、私たちが造った個性豊かなビールのラインナップを最高の状態で樽生にてご提供しています。
さらに、新しい限定ビールのリリース日には、私たちブルワーがお店に立ち、ビールについて直接ご説明する時間を設けています。
醸造の裏話やこだわりを聞きながら皆さまと交流できる特別な日ですので、ぜひスケジュールを合わせて遊びに来てくださいね。
江別にお住まいの方も、札幌中心部でお勤めの方や観光でお越しの方も、ぜひお気軽に足を運んでみてください。
スタッフ・ブルワー一同、美味しいビールをご用意してお待ちしております!
店舗情報 / アクセス
【江別工場 直売所】NORTH ISLAND BEER
- 住所: 〒067-0004 北海道江別市若草町4-1
- 営業時間:
- 土・祝 10:00〜17:00
- 日 12:00~15:00
- 駐車場: 数台完備
- Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/NnYNcZqTzTaqjaB87
【直営タップルーム(札幌)】
- 店舗名: Beer Bar NORTH ISLAND(ビアバー ノースアイランド)
- 住所: 〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西4丁目10-1 ラージカントリービル10F
- (地下鉄「大通駅」より徒歩約3分 / 市電「狸小路停留場」より徒歩約1分)
- 営業時間:
- 平日 17:30〜23:00
- 土 15:00〜23:30
- 日祝 15:00〜22:00
- 定休日: 木曜日
- Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/LhJbHn1Sot438Uzt7
▶︎ 限定ビールのリリース情報や最新スケジュールは公式SNSで発信中!
【NORTH ISLAND BEER(ブランド・江別工場)】
- Instagram: https://www.instagram.com/northislandbeer/
- Facebook: https://www.facebook.com/northislandbeer2002/
- X (旧Twitter): https://x.com/NORTH_ISLAND_B
【Beer Bar NORTH ISLAND(直営タップルーム)】




